この記事では、2023年に中学受験した娘が使用していた中学受験用教材、予習シリーズ(国算)についてのレビューをお伝えします。娘は小学4年生から転居のため転塾した小学6年生の途中まで予習シリーズで学習していました。実際に使用してみてよかったところや難しかったところをまとめます。
予習シリーズとは?
予習シリーズは、四谷大塚の中学受験用教材です。四谷大塚以外にも早稲田アカデミー、臨海セミナー、JOBAなど多くの塾の授業で使用されています。
科目 | メイン教材 | 必修副教材 |
算数 | 予習シリーズ | 計算、演習問題集 |
国語 | 予習シリーズ | 漢字とことば、演習問題集 |
理科 | 予習シリーズ | 演習問題集 |
社会 | 予習シリーズ | 演習問題集 |
※その他教材:週テスト問題集、最難関問題集など
予習シリーズ(国算)を使ってみてよかったところ
予習シリーズはよくまとまっていて、かつオーソドックスな中学受験用のテキストです。娘は小学4年生から6年生の途中まで使用しました。実際に使用して感じたよかったところをまとめます。
算数(予習シリーズ・計算・演習問題集)
親が学習内容や子どもの苦手な問題を把握しやすい
予習シリーズでは各回(各学習テーマ)ごとに例題を5題前後学習します。導入文はさほど長くなく、その分野の重要な例題とその解法が整理されています。そのため、パッと見て何を学習しているのか把握しやすいです。また、子どもがどのパターンの問題(どの例題)でつまずいているのかもわかりやすいです。
子どもの学習段階が把握しやすい
予習シリーズは、例題(とその類題)→基本問題(一行問題や基本的な問題)→練習問題、という構成になっています。そのため、子どもがつまづいている例題はないか?、基本問題まではマスターしたか?など、単元の理解度がわかりやすいです。
【副教材:計算】見やすく、毎日の計算練習にちょうどよい
予習シリーズの計算問題集では、1週間に7ページ分の計算問題に取り組みます。1日1ページずつ学習すれば良いため、毎日コツコツ計算練習をするのにちょうどいいです。
国語(予習シリーズ・漢字とことば・演習問題集)
さまざまなジャンルの文章を読める
予習シリーズには毎回違った説明文や物語文を題材に学習します。そのため、さまざまなジャンルの文章を読むことが出来ます。娘が使っていたときは、普段は子どもが読まないジャンルや少し難しい文章を読むいい機会になりました。
娘は読書が好きな方ではなかったので、毎週さまざまなタイプの文章を読む訓練になりました。
共通(予習シリーズ算数・国語)
四谷大塚のHPから通販で買える!海外からも購入可能。
予習シリーズは市販されており、四谷大塚のHPから通販で買うことが出来ます。海外からの購入も可能です(海外への発送はEMS)。入手が容易なことは予習シリーズの良いところの1つです。
多くの塾の塾で使われている。いざというとき転塾しやすい。
四谷大塚以外にも早稲田アカデミー、臨海セミナー、JOBA、帰国子女アカデミー(一部)など多くの塾で採用されています。そのため、引っ越しなどにより新たに塾探しをしなければいけないときは、探しやすいです。実際、我が家は引っ越しのため転塾を経験したのですが、テキストが同じ塾が多くあり探しやすかったです。その際の体験授業等でもスムーズについていけました。
予習シリーズ(国算)を使ってみて大変だったところ
子どもが1人で学習するには難しかった。
基本的に予習シリーズに満足していましたが、唯一大変だったのは子どもが自分1人で勉強するには難しいというところでした。算数はわからない問題が出てきたときは、テキストの解説だけでは理解できないことが多く、先生への質問や親の補助が必要でした。国語は学年が上がるごとに題材に使われている文章が難しく、何が書いてある文章なのか理解しないまま問題を解くことも多々ありました。(ちなみに娘は読解は苦手、発達は遅めというタイプです)
国語の文章が難しくて小6で転塾した際に予習シリーズでの学習はやめました(個別指導にしました)。我が家の場合は英国算での中学受験で、志望校の入試では予習シリーズほどの難易度は必要なかったです。
まとめ
娘が実際に予習シリーズを使ってみてよかったところ、大変だったところは以下の通りです↓
☆予習シリーズのよかったところ☆
①(算数)親が学習内容や子どもの苦手な問題を把握しやすい
②(算数)子どもの学習段階が把握しやすい
③(算数)【副教材:計算】見やすく、毎日の計算練習にちょうどよい
④(国語)さまざまなジャンルの本を読める
⑤四谷大塚HPから通販で買える。海外からの注文も可能
⑥多くの塾で使われている。転塾しなければならないときに塾探しをしやすい。
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