洗足学園中学高等学校の帰国生入試(英語入試)や学校の魅力などについてまとめます。洗足学園の帰国生入試(英語入試)は、帰国年数などの条件は今のところありません。そのため、帰国から年数が経っている受験生も受験可能な学校です。また、帰国生入試も一般入試も、ともにハイレベルな超難関人気校です。
■ 洗足学園まとめ 【帰国】入試科目:A方式(英語+面接)またはB方式(英国算+面接) 【帰国】入試日程:1月中旬(2024年は1/13) 【帰国】出願資格:小6女子※帰国年数などの条件はなし コース:一般生と同じ 英語取り出し授業:あり(高1まで/2レベル) 海外大学進学実績:あり ★一般入試も帰国生入試も難関の進学校。 ★敷地が広く設備が充実している ★海外大学進学実績あり
※2024年2月時点の情報をもとに作成しています。
学校概要
洗足学園中学高等学校は神奈川県川崎市にある女子校です。帰国生入試も一般入試もハイレベルな難関中高一貫校で、大学合格実績もかなり良いです。駅から徒歩10分ほどのところに位置していますが、敷地面積が広く施設・設備が充実しています。
アクセス:JR南武線「武蔵溝ノ口駅」徒歩8分、東急田園都市線・目黒線「溝の口駅」徒歩8分
帰国生のクラス編成:一般生との混合クラス(1学年6クラスのうち2クラスが一般生と帰国生の混合クラス)
人数:1学年250名のうち約30名が帰国生
一般入試偏差値:64‐65(日能研R4結果2023)、67(四谷大塚)、75-76(首都圏模試センター)
ネイティブ教員:約10名
帰国生入試について
洗足学園は神奈川県の学校なので、東京都の学校の帰国生入試の出願条件と異なります。
出願条件について
現在、洗足学園の帰国生入試の出願資格は小6の女子であることのみです。海外在住経験がなくても出願できます。
また、帰国生入試受験予定者は模擬面接を受けることもできます。
模擬面接(英語)
洗足学園は小学6年生を対象に10〜12月に模擬面接を行っています。フィードバックやアドバイスをいただけるので、受験する可能性が少しでもある場合は受けましょう。
※面接のスコアやA方式、B方式のどちらが良いかなどについては答えていないそうです。また、模擬面接の結果は入試本番の合否には影響しません(学校HPより)。
帰国入試A方式
日程:2024年1月13日(土) 8:30集合
科目:英語60分100点 面接(英語での質疑応答)100点
合格発表:試験当日21:00頃(web発表)
英語試験について
北米の小学6年生レベル。文法問題7割、読解問題3割ですべて4択の選択問題です。
エッセイライティングや記述問題はありません。
※学校HPに過去問あり
面接について
面接も点数化されます。エッセイに近いイメージです。受験生1名に対してネイティブ教員1名、日本人教員1名で行われます。模擬面接に参加し、学校HPにある“帰国生面接対策講座”(YouTube動画)視聴しましょう。
帰国生入試B方式
日程:2024年1月13日(土) 8:30集合
科目:国語50分100点 算数50分100点 英語50分100点 面接10-15分(英語での質疑応答)100点
合格発表:試験当日21:00頃(web発表)
英語試験について
A方式より易しい内容。文法問題7割、読解問題3割ですべて3択の選択問題です。
エッセイライティングや記述問題はありません。試験時間は50分です。
※学校HPに過去問あり
国語・算数試験について
国語も算数も学校HPに過去問があります。一般入試よりは易しい内容ですが、国語・算数の力も必要です。
★四谷大塚の帰国生入試の偏差値:60(合格可能性80%)55(合格可能性50%)
ただ、合格最高点と合格最低点に差があります。最後まで諦めずに頑張りましょう。
面接について
A方式と同じ内容の面接試験が実施されます。受験生1名に対してネイティブ教員1名、日本人教員1名で行われます。模擬面接に参加し、学校HPにある“帰国生面接対策講座”(YouTube動画)視聴しましょう。
帰国生入試メモ
■ 試験の点数で合否判定されます。帰国生入試において、英検等の資格による優遇はありません。
■ 面接試験の発音:地域による発音の違いは減点の対象にはならないそうです。
洗足学園の魅力
授業が魅力的
洗足学園の授業は工夫がされているものも多く、魅力的です。
例えば最近だと、英語x数学(グループワーク、クラス対抗)の授業やクックパッドとコラボした食育の授業などが行われました。中3,高1の探究授業も面白そうです。
講座が充実している
洗足学園には放課後講習や長期休みの講習、資格対策講座、外国語講座、教養講座など多くの講座があります。※一部有料
中1、中2のDrama Course(Drama x 英語学習)や中国語やフランス語などの外国語講座、土曜の午後を中心に外部講師を呼んで行われるMinerva seminars (教養講座)など、魅力的な講座が多くあります。
英語取り出し授業のレベルが高い
洗足学園では帰国生に対して、英語の取り出し授業を行っています。取り出し授業は中学1年から高校1年までの4年間で、北米型のカリキュラムに沿った授業です。
入試方式に関わらず入学後にグレード分けテストを受け、その結果によって取り出し授業のクラスが決まります。
一般生でも英語力が認められれば、英語の取り出し授業を受けることは可能です。
語学留学などのプログラムが豊富
2週間から10ヶ月、アメリカ、イギリス、フィリピン、オーストラリアなど、さまざまな留学プログラムがあります。
内容や料金、対象学年について学校HPに記載があります。
難関大学進学実績
洗足学園は進学校です。そのため、大学合格実績がとても良いです。
例えば、2023年3月の卒業生229名から東京大学に18名、慶應義塾大学に35名、早稲田大学に30名進学しました。
その他にも旧帝大や難関私大への進学車が多くいます。学校HPにて大学合格実績、卒業生の進学先、帰国生の合格実績・進学先を見ることができます。
広々した校舎、充実した設備
洗足学園の敷地は広いです。建物の中もきれいで、設備が充実しています。
広々したグラウンドや窓が大きく開放感のある図書室は魅力です。
海外大学進学にも協力的
洗足学園は多くはないですが、海外大進学者もいます。説明会での話では、学校も推進・協力してくださるそうです。
また、2023年5月より海外大学進学支援のための奨学金(「前田若尾記念奨学金」)を創立しました。各年度におけるこの奨学金の総額が上限が1千万円、支給回数は1回です。
以前、洗足学園の帰国生説明会に伺ったときは、イエール大学で学んでいる卒業生が”小学6年生の私へ”というタイトルでスピーチをしてくれました。海外大学進学についてのスピーチではなく学生生活についてのスピーチでしたが、学校として、チャレンジする学生を応援する雰囲気があることを感じました。
楽器が学べる(楽器習得プログラム)
洗足学園には音楽大学もあるので、音楽の活動や教育が盛んです。
中学校の3年間は週に1回、楽器習得プログラムを受けます。中学1年生ではヴァイオリン、フルート、クラリネット、トランペットのいづれかの楽器に取り組みます。
初心者が多く、一から学ぶことができます。
東急大井町線始発駅
最寄りの溝の口駅は東急大井町電の始発駅です。大井町線を使う場合は、座って帰れます。
その他
■ 洗足学園は土足の学校です。説明会などで上履きを持参する必要はありません。
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学校所在地
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