ユリウス(算数)と日能研を併用した体験談をお伝えします。ユリウスのスケジュールや料金、併用のメリット・デメリットをまとめます。
ユリウスとは?
ユリウスの概要
ユリウスは日能研系列の個別指導塾です。日能研は小学生のみの塾ですが、ユリウスは小学生だけでなく中学生や高校生の指導も行っています。個別指導の他にも少人数のグループ学習や家庭教師による学習指導などを選択できる校舎もあります。
中高一貫生の指導も可能。中学受験終了後に継続される方もいるようです。
ユリウスのスケジュールや費用、保護者との連携
ユリウスは校舎によって運営会社が異なる場合があります。また、校舎によって指導料や指導時間が異なる場合があります。
1コマ90分の指導。指導体制(受講形態)は1:1または1:2
娘の通っていた校舎は小4から高3は1コマ90分の指導を行っています。小1〜小3は1コマ60分の指導です。スケジュールは平日は大体16:30頃〜21:30頃まで、土曜は10:00〜20:00頃までの間で時間割が組まれています。
校舎ごとの時間割はユリウスHP→”教室案内”から校舎を選択すると、その校舎の時間割が見られます。
指導体制(受講形態)は指導者1:生徒1、または、指導者1:生徒2から選択可能でした。料金は1:1の方が高くなります。
ユリウスの費用(料金)について
娘の通っていた校舎は日能研本科教室や日能研予科教室に通室している小学生の場合は入会金はかかりませんでした。
我が家は小4で週に1コマ、1:2の指導をお願いしていましたが、その際の月々の料金は約29,000円でした。内訳は指導料約25,000円と設備維持費3,300円です。また、学年ごと、指導体制(受講形態)によって指導料は異なります。例えば小6で同じ条件で受講すると月々約30,000円になります。長期休みや試験前など、追加で指導を受けたい場合は、追加した分の指導料が上乗せされます。
テキスト代については特にかかりませんでした。(日能研のテキストや問題集、ユリウスのプリントを使用しました)
保護者との連携
ユリウスは入会時や長期休み前に保護者との面談があります。面談参加者は保護者、教室長、指導者でした。娘の様子や成績、志望校、長期休みのスケジュールなどについて話します。
また、毎回授業の後には進捗状況の書かれた報告書をもらいます。取り組んだ学習範囲や使用教材、娘の様子などが書かれています。電話でも同様の報告があるので、気になることがある際はその時に聞くことも可能です。
ユリウスを始めた理由
日能研の公開模試で算数撃沈→個別指導を考える
小4の1学期にあった公開模試の成績がよくなかったことで個別指導塾について考えるようになりました。娘の通っていた日能研校舎の小学4年生は成績上位者からTM→M→A3・4→A1・2というクラス分けです。はじめはA3・4クラスで通室開始したものの、公開模試や育成テストの結果が悪くA1・2クラスに途中からクラス替えになりました。A3・4クラスでお友達が何人か出来たタイミングでのクラス替え。それまでやる気のなかった娘がまた元のクラスに戻りたい!とやる気を見せたため、日能研系個別指導塾のユリウスに問い合わせをしました。
娘のやる気が冷めないうちに軌道に乗せたい、という気持ちもありました。
教室長の言葉で入会を決意
ユリウスに問い合わせ後、電話で連絡があり、ユリウスの教室長と面談をしました。娘の成績や状況をお話し、ユリウスのシステムや指導方法などについて教えてもらいました。その中で教室長が「4年生は一番成績が伸びやすいです。多分A3A4クラスに戻れますよ」とおっしゃたので入会を決意。上の子が中学受験した際は小6から個別指導塾に通ったものの、なかなか成績が伸びなかった経験もあったので、4年生だけどクラスアップまではユリウスに通うことにしました。
ユリウスに通うメリット
日能研との併用がしやすい
ユリウスは日能研系列の個別指導塾なので、日能研との併用をしやすかったです。模試等の成績や季節講習のスケジュールは(日能研経由で)予めユリウスの方で把握していたため、長期休みのスケジュール調整や学習相談がスムーズでした。日能研のテキストやカリキュラム、宿題などについても熟知しているので、日能研での成績不振についての相談もしやすかったです。
子どもの苦手な分野がよく分かる
ユリウスでの学習(算数)は日能研のテキストや問題集、または、ユリウスのプリントをひたすら演習するという内容でした。苦手な単元については日能研の宿題から一緒にやってもらえます。特に苦手な単元でないときは宿題は事前に自分で終わらせる→ユリウスで演習→つまずいたら教えてもらう、という流れでした。個別指導塾なので、わからないときはその場で聞くことが出来、また保護者にもどこが苦手か教えてくれます。
ユリウスの模試対策プリント(算数)
育成テストや公開模試の前に算数の対策プリントをもらえました(娘はユリウスで算数受講)。このプリントは過去のテストで頻出の問題をA4サイズ1、2枚にまとめたもので、その単元の理解度を見るのにとても便利でした。プリント2枚と無理のない量だったので、少ない時間で効果的にテスト対策できたところも良かったです。このプリントで学習するようになって、育成テストの算数では安定して点を取れるようになりました。反面、公開模試は範囲が広いため、育成テストほどの効果は感じませんでした。
※ただ、別の校舎で授業を受けたときはこのプリントがありませんでした。校舎や学年によってないのかも知れません。
一番嬉しかったのは、娘に良い成績を取らせる経験ができたこと。クラス内で1位を複数回取れたのは娘の自信になりました。
保護者にこまめに連絡をくれる
ユリウスはこまめに保護者に連絡してくれます。毎回授業の後に報告シートをくれるだけでなく、電話による報告もしてくれます。入会時や長期休み前など3〜4ヶ月毎に保護者面談があるので、疑問点や不安な点はすぐに質問したり相談できるところが良かったです。
もちろん希望すれば日能研でも面談や相談出来ます。ただユリウスはこちらから言わずとも色々とお話できるので楽でした。
ユリウスに通うデメリット
費用がかさむ
一番のデメリットは費用です。週に1回90分、1:2の指導でも月に3万円弱かかります。受験期まで継続する可能性もあるので、一度始めると継続的にかなり費用がかさみます。
通塾日が増える
小学4年生の場合、週に2日の日能研本科教室の通塾日の他にユリウスの日が加わります。習いごとなどがある場合はスケジュール調整が大変になったり、子どもが忙しくなってしまうことがあります。
まとめ
日能研に通いながら週に1回90分ユリウス(算数)に通いました。メリットやデメリットは以下の通りです。
■ユリウスに通うメリット 1.日能研との併用がしやすい 2.子どもの苦手分野がよくわかる(指導者に報告してもらえる) 3.ユリウスの模試対策プリント(算数)がよい 4.保護者にこまめに連絡をくれる ■ユリウスに通うデメリット 1.費用がかさむ 2.通塾日が増える
我が家はおよそ半年通って費用や時間はかかりましたが、当初の目標通りクラスアップ出来ました。迷う方は長期休み限定で通ってみるのも良いかもしれません。
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