我が家の次女は年中の4月からインターナショナルプリスクール(インターナショナル幼稚園)に入りました。
インターナショナルプリスクールに入った理由や、苦労したこと、通ってよかったことなどをお伝えします。
インターナショナル幼稚園に入った理由
娘に何かチャレンジさせたい!
次女は年少のころは日系の幼稚園に入っていました。4月生まれで身体は大きく発達も早い方。何をやっても難なくできました。その一方、怖がりで新しいことにチャレンジすることは嫌がる子でした。習いごとなど、始めればすぐに出来そうなのに嫌がることが多かったです。そんな次女に何かチャレンジさせたい!と思っている中見つけたのがインターナショナルプリスクールでした。
長女がインターナショナルスクールに行きたがっていたタイミングでもあったので、長女の学校と一緒に調べました。また、次女の仲良しのお友達もインターに転園予定だと聞いたことも転園を決めた理由の一つです。
インターナショナル幼稚園探しと選んだ理由
次女の入ったインターナショナルプリスクールは大きな一軒家を改築したもので、門を抜けると芝生や小さな丘、小川、砂場、竹林、木の遊具などがありました。そんな園庭におもちゃや本を出して子どもたちが自由に遊んでおり、かなりのびのびした雰囲気。入り口で毎朝園長先生が子どもたちを迎えてくれているところや創作活動(アート)に力を入れているところ、読み書きなどの勉強は一切やらないところも好印象でした。国籍ごとの枠が設けられていたため、日本人は少なかったのですが、友人の子が1人いたのでそこのプリスクールに決めました。親も勝手が分からなかったので、友人のいるところは安心でした。
インターナショナルプリスクール大変だったこと
(最初の数ヶ月)言葉が通じないことを不安がる娘
最初の頃、娘は言葉の通じない不安が大きかったです。「トイレに行きたいときはなんて言えばいいの?」「どうしても食べられないときはなんて言えばいいの?」など、毎日のように質問されました。送迎の際などに娘の様子をこっそり伺うと、1人どうすればいいのかわからず不安そうなところを見かけることもありました。また、お友達の輪に入っても遊びについていけないこともしばしば。幼いのでお互い気にしていないようでしたが、当時は心配しました。
親の英語力も必要
日中の娘の様子を聞いたり、事務手続きをしたり、親も何かとプリスクールの先生方とコミュニケーションをとる必要があります。先生方は拙い英語でも理解しようと聞いてくれますが、もっと話せたらもっとじっくりお話や相談できるのにと思ったことが多くありました。また、園のお友達や保護者の方に話しかけられても、思うように話せなかったり。自分の英語力の低さによく落胆しました。
文化や慣習の違いで失敗・戸惑い
ちょっとした文化や慣習の違いで戸惑ったり、失敗することがありました。例えば、日本では人を呼ぶときによくやるハンドジェスチャーがインターナショナルプリスクールでは「あっちいけ」という意味のジェスチャーでちょっとした誤解を生んでしまったり。また、給食や間食の献立表がなかったので聞いたのですが、「肉と野菜とパン」くらいのざっくりした内容だったり、と小さな失敗や戸惑いがよくありました。
お誕生会の主催やお呼ばれ
インターナショナルプリスクールに入って、親として一番どうすればいいのか分からず戸惑ったのは誕生会でした。日系の幼稚園にいたときは、誕生会は幼稚園が主催し、あとは家族でお祝いをしていました。しかし、インタープリスクールでは、我が子の誕生パーティーを親が休日に主催することが多く、クラス全員(子ども15名前後+保護者)を呼ぶような規模のものが多かったです。同じ園の友人に相談して、お友達の誕生会はプレゼント(おもちゃ)を持参し参加しました。娘の誕生会を開く際は、招待状やお店の手配、ケーキの手配、レクリエーションの準備などに四苦八苦。誕生会プランのあるお店で行ったものの、事前準備も当日もバタバタでした。
キッズカフェや子どもの遊び場など、誕生会プランのあるところは助かりました。また、自宅でプール遊びをする形式の誕生会も人気でした。
日本の歌や絵本にふれる機会が激減
大変だったというほどではないのですが、インタープリスクール時代に気になっていたのが、日本の文化にふれる機会が減ったこと。もともとおしゃべりで発達も早めだったので日本語に支障をきたすことはありませんでしたが、英語と日本語どっちつかずになってしまわないか、日本人のアイデンティティーがなくなってしまうのではないかと当時は心配しました。
今思えば幼稚園児相手に心配のしすぎだったかもしれません。
インターナショナルプリスクールに入ってよかったこと
英語が話せるようになった!
インターナショナルプリスクールに入って一番良かったことは、英語を話せるようになったことです。はじめは文字も読めず、周りの子はみんな話せるという状況で英語が身につくのか不安でしたが、入って3ヶ月ほどで簡単な意思疎通はできるようになりました。半年もすれば不自由なく話せるようになり、幼児期の言語学習能力の高さを実感しました。また、小学2年生からインターナショナルスクールに通い始めた長女と比べ、幼稚園からインターの次女は耳も発音も少しの差ですが長女より良いように感じます。
色んな国籍の友人ができた
娘がインターナショナルプリスクールに通い始めるまでは、海外に住んでいたものの日本人以外の友人は少なかったです。それが、インターに通うようになり、様々な国籍の友人ができました。特に、滞在国の友人が出来たことは嬉しかったです。また、それらの友人と過ごす中で現地の文化や他国の文化について教えてもらったり体験できたことは貴重な経験でした。
海外の幼稚園教育を経験できた
次女は年少では日系の幼稚園、年中からはインターナショナルプリスクールでした。カリキュラムや食育、遊びなど、どちらの幼稚園にもそれぞれ良いところがあり、優劣はつけられないです。ですが、日本とは違う絵本や歌、ゲーム、活動を通して、新しい発見をすることが多く、それはとてもおもしろかったです。たとえば、たくさんのクリスマスの歌を覚えたり、他国のお祝い料理を作ったり、外国の定番の絵本をみんなで読んだりという経験をしました。それらを体験出来たことはプリスクールに通ってよかったことの一つです。
インターナショナルプリスクール時代の英語学習
フォニックス(Phonics)の学習
インターナショナルプリスクールに在籍していた期間、家ではフィリピン人の先生から英語を習っていました。主にフォニックス(つづりと発音のルール)を教えてもらいました。半分遊んでいるような感じでしたが、徐々に英単語を読めるようになりました。
英語のテレビや絵本(Peppa pigなど)
また、家での英語学習として英語のテレビや絵本をよく見たり読んだりしました。もともとお話が好きな子だったので、楽しんで英語に触れていました。特にお気に入りだったのは『Peppa Pig』。『Peppa Pig』はPeppaというこぶたの女の子が主人公の子供向けアニメで、子どもの英語の導入にちょうどよく、絵本のシリーズもあります。動物のキャラクターが好きだったので、他にも『My Little Pony』も好んで見ていました。
『Peppa Pig』はYoutubeでも見れるので、おうち英語の導入にもオススメです。
まとめ
軽い気持ちで入ったインターナショナルプリスクールでしたが、思っていた以上に色々な経験ができました。当時は深く考えていなかったのですが、幼稚園時代に英語の発音と聞くことを習得できたことは良かったです。日系の幼稚園とインターナショナルプリスクール、どちらが良いということはありませんが、英語教育や異文化に興味がある家庭にはオススメです。
インターナショナルプリスクールまとめ 大変だったこと:言葉の壁、親の英語力、文化や慣習の違い、お誕生会の主催、日本文化を学ぶ機会の減少 良かったこと:英語が話せるようになった、いろんな国籍の友達が出来た、異文化を体験できた
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