東京都市大学付属中学校とは？帰国子女の英語中学受験（学校メモ）

2023年11月26日2024年2月15日

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この記事では東京都市大学付属中学校・高等学校の英語入試（帰国生入試・2月入試）や学校の魅力などについてまとめます。東京都市大学付属中学校・高等学校は一般入試の偏差値も高く、難関大学進学実績を伸ばしている人気校です。

※2023年11月時点の情報をもとに作成しています。

東京都市大学付属中学校の概要

東京都市大学付属中学校・高等学校は東京都世田谷区にある男子校です。大学進学実績が良く、英語の取り出し授業や帰国生入試合格者には編入保証があることなどから帰国生人気の高い学校です。一般入試の偏差値も高いです。

アクセス：小田急線「成城学園前駅」徒歩10分　東急田園都市線・大井町線「二子玉川駅」よりバス約20分

募集定員（中学入試）：男子約240名

クラス（中学1年時）：Ⅰ 類（約4クラス/学年）、Ⅱ 類（約2クラス/学年）

※進級時に成績によってI 類→ Ⅱ 類へ転類することがあります。Ⅰ 類は難関大学を、Ⅱ 類は東大などの最難関大学を目指します。

一般入試偏差値：58-62（日能研）、54-60（四谷大塚）

東京都市大付属の英語入試について

過去問

各入試の2年分の過去問が学校HPに掲載されています。※英語の過去問については著作権の関係で本文の掲載はありません。

英検等の資格について

英検等の英語資格による優遇措置はありません。しかし、入試の得点が合否のボーダーラインだった場合は所有する資格についても考慮されます。

帰国生入試 A方式

日程：2024年1月6日（土）8:30 集合

科目：英語45分100点　算数45分100点　国語45分50点（100点）

合格発表：試験当日18:00頃（web発表）

出願資格：2011年4月2日から2012年4月1日までに生まれた男子で、以下の①または②に当てはまる者

①日本の義務教育期間における海外就学期間が1年以上の者②2024年度入学試験の出願時点で、日本への帰国から3年以内の者。※その他応相談

合否判定について

A方式の合否判定は3教科250点満点（英算各100点、国50点）または国算（各100点）200点満点で行います。また、入試での得点がボーダーラインだった場合、英検の所有級等も考慮されるので、英語資格などを保有している場合は出願時に資料を提出しておきましょう。

また、合格者は得点によってⅠ 類合格またはⅡ 類合格となります。

英語

英検準1級程度の難易度です。

国語・算数

国語と算数の問題は同日同時間帯に実施される帰国生入試B方式（国算または国算理社）の国語、算数の問題と同じです。一般入試の国語・算数よりは難易度が低くなっています。

同日同時間帯に帰国生入試B方式（国算または国算理社）も実施されています。

【2月】グローバル入試

日程：2024年2月3日（土）8:30集合

科目：英語50分100点　算数50分100点　国語50分50点

合格発表：試験当日18:00頃（web発表）

出願資格：2011年4月2日から2012年4月1日までに生まれた男子。

英語

英検準2級程度の難易度です。

国語・算数

国語と算数の問題は同日同時間帯に実施される一般４科入試（第３回）の国語、算数の問題と同じで、国語の得点を１/２倍します。

合否判定について

合格者は得点によってⅠ 類合格またはⅡ 類合格となります。

複数回受験の加点措置

東京都市大学付属中学校の魅力

英語取り出し授業

帰国生などを対象に中1から高1の4年間、週4時間、英語の取り出し授業を行っています。取り出し授業はネイティブ教員によるオールイングリッシュの授業です。1学年30名程度が取り出し英語の授業を受けていますが、1クラスの人数は10名程度です。

帰国生が多い

各学年約40〜60名の帰国生が在籍しています。

手厚い理系教育

中学の３年間は理科の授業とは別に週に１回科学実験という授業があります。実験後は毎回レポートを提出し、個別添削指導を受けられます。実験機器や設備も充実しており、クラスを2分割した20人前後の少人数制で授業が行われます。

キャリア教育が充実している

中学3年時のキャリアスタディでは、様々な分野の社会人講師に学校に来てもらい、生徒は話を聞くことができます。また、夏休みにはグループでOBの企業に訪問し（企業研修）、その後レポートにまとめ発表する機会（キャリスタ発表会）があります。キャリスタ発表会には企業研修でお世話になったOBや後輩の中学2年生も招いて実施されます。

編入・復学保証

帰国生入試の合格者は受験した学年への編入が保証されます。1月の試験に合格すれば、（まだ海外駐在中であった場合）4月に入学せず、家族の本帰国するタイミングで受験した学年に編入することができるという制度です。また、入学後に再度海外赴任になった場合も元いた学年への編入が保証されているようです。

海外研修・留学【希望者】

希望者は中学3年の3学期、ニュージランドに3ヶ月のターム留学をすることが可能です。その際は1人1人別の学校、別のホームステイ先に行くことになります。他にも高１でニュージーランド語学研修（3週間）や中3でマレーシア異文化体験（10日間）に参加することもできます（いずれも希望制）。比較的安全に海外での異文化体験や親から離れた生活などをさせることのできる制度です。